ヒルドイドジェル

商品概要

商品名	ヒルドイドジェル（Hirudoidfortejel）
内容量	1本/40g
効果・効能	保湿、血行促進、抗炎症作用
用法・用量	1日1～数回、適量
有効成分	ヘパリン類似物質（ムコ多糖ポリ硫酸エステル）
形状・剤形	塗布タイプ（ジェル・ローション）
副作用	発疹・発赤、かゆみ、はれ、紫斑
メーカー	Sanofi
発送国	香港

ヒルドイドジェルは、以下のような方におすすめです。

• •手足の乾燥による症状のある方
• •キズ、やけどの後の皮膚のつっぱり、しこりでお悩みの方
• •打ち身・ねんざ後のはれ・筋肉痛・関節痛の方

以下で、1つずつ詳しく説明します。

手足の乾燥による症状のある方

ヘパリン類似物質は、紫外線や乾燥などが原因で傷ついた角質層の水分保持機能を改善し、正常なバリア機能を取り戻し、肌内部に水分を保つことができるように働きます。

キズ、やけどの後の皮膚のつっぱり、しこりでお悩みの方

ヘパリン類似物質には、線維芽細胞増殖抑制作用があります。

キズ、やけどの後の炎症が悪化すると、線維芽細胞で生成されるコラーゲンの量が過剰になり、つっぱりやしこりのようになってしまうのです。ヘパリン類似物質の線維芽細胞増殖抑制作用で過剰に生成されるコラーゲンの量を抑制することができるので、塗布することでつっぱりやしこりなどを改善することができるのです。

また、傷跡の赤みもヘパリン類似物質で保湿することで傷あとが残りにくくなります。

ただし、傷口へ塗布すると血が止まらなくなる恐れがあるので、傷口には塗らないようにしましょう。

打ち身・ねんざ後のはれ・筋肉痛・関節痛の方

ヘパリン類似物質の抗炎症作用で打ち身・ねんざ後のはれ、筋肉痛、関節痛の改善にも効果を発揮します。

ヒルドイドジェルは手指の荒れ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角下症、手足のひび・あかぎれ、乾皮症、小児の乾燥性皮膚、しもやけ（ただれを除く）、きず・やけどのあとの皮膚のしこり・つっぱり（顔面を除く）、打ち身・ねんざ後のはれ・筋肉痛・関節痛など、さまざまな皮膚の症状に効果的です。

1回の用量	適量
1日の服用回数	1回～数回
服用間隔	特に指定なし
服用のタイミング	洗顔後、入浴後、水を使ったあとなど

ヒルドイドジェルを１日1～数回、適量を患部にすり込むか、またはガーゼなどにのばして貼ってください。

用法用量は厳守し、小児に使用させる場合は保護者の指導監督のもとに使用させてください。

ヒルドイドジェルは目に入らないように注意してください。万一、目に入った場合には、すぐに水又はぬるま湯で洗ってください。なお、症状が重い場合には、眼科医の診療を受けてください。

また、ヒルドイドジェルは外用にのみ使用するようにしてください。

ヒルドイドジェルの有効成分はヘパリン類似物質（ムコ多糖ポリ硫酸エステル）です。

1g中に4.45mgのヘパリン類似物質を含みますが、日本での市販品はすべて1g中に3.0mgなので約1.5倍の含有量です。

ヘパリン類似物質の作用は以下の通りです。

• •保湿作用
• •血行促進作用
• •抗炎症作用

次のことに注意して、使用および保管してください。

• •直射日光を避け、涼しいところに栓を閉めて保管してください。
• •小児の手の届かない場所へ保管してください。
• •誤用や変質を避けるため、購入した容器のまま使用し、他の容器へ移し替えないでください。
• •使用期限を過ぎた場合は、速やかに廃棄処分してください。

Q：ヘパリン類似物質のはたらきはどのようなものですか？

A：ヒルドイドジェルは、ヘパリン類似物質を主成分とする医薬品です。ヘパリン類似物質は、「保湿作用」「抗炎症作用」「血行促進作用」などのはたらきを持っており、大人から子どもまで幅広く乾燥肌の治療などに使用されます。

Q：ヒルドイドジェルは外国の製品ですが、日本で販売されている商品とは同じですか？

A：含まれている有効成分は同じですが、有効成分量が約1.5倍含まれています。日本の商品よりも高用量なので、効果も高いと期待できます。

Q：ヒルドイドジェルは毎日使っても大丈夫ですか？

A：効果を感じる場合、肌が乾燥している場合は、用法・用量を守って使えば、ヒルドイドジェルは毎日使っても問題はありません。

しかし、5～6日間続けて使用しても症状が改善しない場合は使用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者に相談しましょう。

Q：ヒルドイドジェルは何歳から使用できますか？

A：ヒルドイドジェルは赤ちゃんから小さな子ども、大人まで使用できますが、小児に使用させる場合は、保護者の指導監督のもとで使用させてください。また、小児の手の届かない場所に保管してください。

Q：ヒルドイドジェルは顔にも使えますか？

A：ヒルドイドジェルは顔にも使えます。ただ、顔に使う場合は、目に入らないように注意してください。万一、目に入ったら、すぐに水またはぬるま湯で洗いましょう。なお、症状が重い場合には、眼科医の診察を受けてください。

Q：連用すると効果がなくなるということはありますか？

A：配合成分に体が慣れて効かなくなる、ということはありません。用法や用量、使用上の注意を守って使ってください。

Q：ヒルドイドジェルを使うタイミングはいつが良いでしょうか？

A：ヒルドイドジェルは乾燥が気になるタイミングを目安に１日数回までご使用ください。洗顔後や入浴後、水を使ったあとなど清潔な肌へのご使用をおすすめします。

Q：ヒルドイドジェルとワセリンとはどのように違いますか？

A：ワセリンもヒルドイドジェルもどちらも乾燥肌等に使いますが、保湿を行うメカニズムが違います。ワセリンは皮膚表面を膜で覆って肌の水分を逃さないようにはたらくのが主ですが、一方、ヒヒルドイドジェルに含まれるヘパリン類似物質は、肌構造内部へ水分保持をサポートしたり、血行を促進したりするなどのはたらきを持った成分です。目的・患部の状態に合わせて使用してください。

Q：ヒルドイドジェルがニキビ跡に効果があるという話を聞きましたが、本当ですか？

A：ヘパリン類似物質を含有する傷跡用のクリームやゲルのニキビ跡への効果についてはエビデンスに乏しく、あまり期待はできません。どうしても使用したい方は医師、薬剤師に相談してみてください。