スミナット

商品概要

　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　

商品名	スミナット（Suminat）
内容量	1箱/5錠、1シート/5錠
効果・効能	片頭痛
用法・用量	片頭痛発現時にスマトリプタンとして50mgを服用し、効果不十分な場合は2時間以上あけて再度服用可能。1日の最大服用量は200mgまで。
有効成分	スマトリプタン
形状・剤形	錠剤（経口服用タイプ）
副作用	蕁麻疹、発疹、動悸、吐き気、嘔吐、眠気など
メーカー	Sun Pharma
発送国	インド、香港

スミナットは他の片頭痛治療薬と比較して、即効性があるのが特徴です。

頭痛発作発現後、スミナットを服用すれば30分程度で効果があらわれはじめ、速やかに痛みを取り去ります。

高い有効性と即効性があり、有効成分のスマトリプタンは世界100ヵ国以上の国や地域で片頭痛治療薬として承認・販売されています。

そのため、スミナットは頭痛が起きたときにすぐに服用できるように、いつも手元に置いておくのがおすすめです。

注意点として、服用後すぐに効果が得られて痛みが解消されますが、あくまで対症療法であり予防薬ではありません。頭痛の無いときに予防的に服用することはできません。また、頭痛の原因そのものを解消するわけでもないので注意してください。

スミナットはジェネリック医薬品として製造・販売されており、安価に片頭痛治療をしたい方におすすめです。

先発品と同等の効果が期待できる

スミナットは日本でも承認・販売されているイミグランのジェネリック医薬品です。

イミグランは日本で最初に承認されたトリプタン系片頭痛治療薬であり、使用経験の蓄積が多く、有効性・安全性に定評があります。

スミナットはそんなイミグランと同じ有効成分スマトリプタンを配合しているため、先発品と同等の安全性・有効性が期待でき、安心して片頭痛治療ができます。

安価に治療できる

日本の病院を受診して片頭痛治療薬を処方してもらう場合、診察料や処方料、お薬代などが罹ってしまいます。特に片頭痛治療薬は比較的値段が高いものが多く、日本の病院で片頭痛を治療すると非常にコストがかかります。

しかしスミナットは病院を受診することなく購入することができるので診察料や処方料などがかからず、ジェネリック医薬品なので値段も安く、安価に片頭痛治療ができます。

通常、片頭痛の発作の治療に用いられます。ただし、発作予防のために使用する薬ではありません。

片頭痛は慢性頭痛の1つです。頭の血管が拡張し、ズキン・ズキンと脈打つような頭痛が起こります。

主にこめかみから目のあたりが発作的に痛み、痛みの発作は4時間～数日間続くことがあります。痛みは頭の片側にあらわれることが多いですが、両側から痛むこともあり、痛みが起きると、光や音、臭いに敏感になるのが特徴です。

症状によっては吐き気や嘔吐を伴うことも多いです。患者によっては、頭痛発作の起きる前に目がチカチカするなど特異な前兆があらわれることもあります。

発症するのは比較的女性が多く、20～40代女性に起こりやすい頭痛といわれています。

1回の用量	1～2錠（スマトリプタンとして50～100mg）
1日の服用回数	1日数回
服用間隔	2時間以上
服用のタイミング	片頭痛発現時

スミナットは国際頭痛学会による片頭痛診断基準により「前兆のない片頭痛」あるいは「前兆のある片頭痛」と確定診断が行われた場合にのみ服用できます。これら以外の頭痛には効果が無いばかりか、脳血管障害などの器質的疾患に対する治療を遅 らせることになり非常に危険です。

通常、成人は1回スマトリプタンとして50mg（50mg錠なら1錠、100mg錠なら1/2錠）を片頭痛の頭痛発現時に服用します。効果が不十分な場合には追加服用することができますが、前の服用から2時間以上あけてください。

また、1回50mgで効果が不十分であった場合には次の片頭痛が起きたときから1回100mg（50mg錠なら2錠、100mg錠なら1錠）に増量できますが、1日の総服用量は200mg（50mg錠なら4錠、100mg錠なら2錠）以内です。

片頭痛に効果がまったくない場合は、その頭痛に対してそれ以上スミナットを服用しないでください。片頭痛でない可能性があり、危険な頭痛を見逃すおそれがあります。必ず医師に相談してください。

有効成分スマトリプタンは、セロトニン（5-HT1B/1D）受容体作動型片頭痛治療剤と呼ばれるグループに属する薬です。

片頭痛の病態生理には不明な点が多いのですが、脳内の神経伝達物質であるセロトニンが関与しているといわれています。

スマトリプタンはセロトニン（5-HT）とよばれる物質のうち5-HT1Bと5-HT1D受容体に選択的に作用し、頭痛発作時の拡張しすぎた頭部の血管を収縮させること、および神経末端からの炎症を起こす物質の放出を抑えることにより、片頭痛を改善します。

主な副作用として、蕁麻疹、発疹などの皮膚症状、動悸、吐き気、嘔吐、眠気、眩暈、感覚障害（錯感覚、痺れなどの感覚鈍麻など）、身体各部の痛み、倦怠感、脱力感などが報告されています。

まれに下記のような症状があらわれ、[　]内に示した重篤な副作用の初期症状である可能性があります。このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

• •呼吸困難、冷汗、立ちくらみ[アナフィラキシーショック、アナフィラキシー]
• •動悸、胸痛、胸部圧迫感[虚血性心疾患様症状]
• •意識障害、痙攣[てんかん様発作]
• •頭痛の悪化、改善されない頭痛[薬剤の使用過多による頭痛]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談するよう注意喚起がされています。

スミナットの使用に注意する人

• •虚血性心疾患を疑わせる重篤な不整脈のある患者、閉経後の女性、40歳以上の男性、冠動脈疾患の危険因子を有する患者…不整脈、狭心症、心筋梗塞を含む重篤な虚血性心疾患様症状があらわれるおそれがあります。
• •てんかん様発作の既往または危険因子のある患者（脳炎などの脳疾患のある患者、痙攣の閾値を低下させる薬剤を使用している患者など）…てんかん様発作が発現したとの報告があります。
• •スルホンアミド系薬剤に過敏症の既往歴のある患者…スミナットの有効成分スマトリプタンはスルホンアミド基という化学構造を有しているため、スルホンアミド系薬剤に過敏症を起こしたことがある場合、交叉過敏症（皮膚の過敏症からアナフィラキシーまで）があらわれる可能性があります。
• •腎機能障害患者…スミナットは腎臓を介して排泄されるので、重篤なイン機能障害患者では血中濃度が上昇して副作用を起こすおそれがあります。
• •肝機能障害患者（重篤な肝機能障害患者を除く）…中等度の肝機能障害患者に有効成分スマトリプタンを投与したとき、健康成人と比較して血中濃度が上昇したと報告されているため、副作用を起こすおそれがあります。
• •妊婦…妊婦または妊娠している可能性のある女性は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ服用できます。
• •授乳婦…スミナット服用後12時間は授乳しないことが望ましいです。外国人データによる皮下投与後にヒト母乳中へ移行することが認められています。
• •小児等…10歳未満の小児等を対象とした臨床試験は実施されていません。
• •高齢者…高齢者では肝機能あるいは腎機能が低下していることが多く、高い血中濃度が持続して副作用を起こすおそれがあります。

併用禁忌

• •エルゴタミン酒石酸塩・無水カフ ェイン・イソプロピルアンチピリン（クリアミン）、ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩エルゴメトリンマレイン酸塩（エルゴメトリンF）、メチルエルゴメトリンマレイン酸塩（パルタンM）…血圧上昇または血管攣縮が増強されるおそれがあります。スミナット服用後にこれらの医薬品を投与する場合、もしくはその逆の場合は、それぞれ24時間以上の間隔をあけて投与します。
• •ゾルミトリプタン（ゾーミッグ）、エレトリプタン臭化水素酸塩（レルパックス）、リザトリプタン安息香酸塩（マクサルト）、ナラトリプタン塩酸塩（アマージ）…血圧上昇または血管攣縮が増強されるおそれがあります。スミナット服用後にこれらの医薬品を投与する場合、もしくはその逆の場合は、それぞれ24時間以上の間隔をあけて投与します。
• •MAO阻害剤…スミナットの代謝が阻害され、作用が増強される可能性があります。MAO阻害剤を投与中あるいは投与中止2週間以内の患者はスミナットを投与できません。

併用注意

• •選択的セロトニン再取り込み阻害薬（フルボキサミンマレイン酸塩、パロキセチン塩酸塩水和物、セルトラリン塩酸塩）、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬（ミルナシプラン塩酸塩、デュロキセチン塩酸塩）…セロトニン症候群（不安、焦燥、興奮、頻脈、発熱、反射亢進、協調運動障害、下痢など）があらわれることがあります。
• •痙攣の閾値を低下させる薬剤…てんかん様発作が起こることがあります。

禁忌（次の方は使用できません）

• •スミナットの成分に対し過敏症の既往歴のある患者…服用することで再度過敏症を起こすおそれがあります。
• •心筋梗塞の既往歴のある患者、虚血性心疾患またはその症状・兆候のある患者、異型狭心症（冠動脈攣縮）のある患者…不整脈、狭心症、心筋梗塞を含む重篤な虚血性心疾患様症状があらわれることがあります。
• •脳血管障害や一過性脳虚血性発作の既往のある患者…脳血管障害や一過性脳虚血性発作があらわれることがあります。
• •末梢血管障害を有する患者…症状を悪化させる可能性が考えられます。
• •コントロールされていない高血圧症の患者…一過性の血圧上昇を引き起こすことがあります。
• •重篤な肝機能障害を有する患者…スミナットは主に肝臓で代謝されるので、血中濃度が上昇し副作用を起こすおそれがあります。
• •モノアミンオキシダーゼ阻害剤（MAO阻害剤）を投与中、あるいは投与中止2週間以内の患者…スミナットの代謝が阻害され、作用が増強される可能性があります。

参考サイト

• •イミグラン錠50｜PMDA

Q：スミナットの服用後、どのくらいの時間で頭痛に効いてきますか？

A：国内の臨床試験では、服用後2～3時間で頭痛に効果を発揮したと報告されています。また、海外の臨床試験では服用後30分程度でプラセボ（偽薬）に対し優位な頭痛治療効果が得られたと報告されています。

Q：スミナットは頭痛の予防に飲むことはできますか？

A：スミナットは片頭痛の痛みを改善するお薬であり、頭痛の始まる前（片頭痛の前兆気を含む）に服用しても効果が期待できないといわれています。そのため、予防的にスミナットを服用するのではなく、頭痛発現時にのみ服用するようにしてください。

Q：スミナットは他の片頭痛治療薬と併用はできますか？

A：スミナットと同じ有効成分スマトリプタンを配合している注射剤や点鼻薬とは併用が可能です。組み合わせて使用する場合は、間隔をあけて投与する必要があります。スミナットを服用後に注射液あるいは点鼻薬を追加投与する場合には2時間以上、注射液投与後にスミナットを追加服用する場合には1時間以上、点鼻薬投与後にスミナットを追加服用する場合には2時間以上間隔をあけてください。