バラマック

商品概要

バラマックは、次のような方におすすめです。

バラマックの使用を検討されている方へ、どのような症状で悩まれている方にバラマックをおすすめされているかを説明していきます。

単純疱疹に悩む方

唇や性器にできる水ぶくれが頻繁に再発する方におすすめです。

帯状疱疹の痛みを緩和したい方

神経にそってできる帯状の水ぶくれに苦しむ方におすすめです。

性器ヘルペスの再発を防ぎたい方

特に性行為の際にパートナーに感染させるリスクを減らしたい方におすすめです。

水痘に感染した方

早期の治療で症状を軽減したい方におすすめです。

造血幹細胞移植を受ける方

移植前後のヘルペスウイルス感染を予防したい方におすすめです。

主な効果・効能

• 単純疱疹

  バラマックは、唇や性器にできる水ぶくれ（単純疱疹）の治療に効果を発揮します。これにより、ピリピリとした痛みやかゆみ、灼熱感を和らげ、感染の広がりを防ぎます。早期に服用を開始することで、症状の重症化を防ぐことができます。

• 帯状疱疹

  帯状疱疹は、神経に沿って痛みを伴う水ぶくれが帯状に現れる病気です。バラマックは、帯状疱疹の症状を和らげ、治癒を促進します。特に、発疹が現れてから早期に服用を開始することで、神経痛の持続を防ぐことができます。

• 水痘

  水痘（いわゆる水疱瘡）は、水痘帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。バラマックは、水痘の症状を軽減し、合併症のリスクを低減します。特に大人が感染した場合に重症化するリスクを減少させます。

• 性器ヘルペスの再発抑制

  性器ヘルペスは再発しやすい疾患であり、バラマックを継続的に服用することで再発の頻度を減らすことができます。また、再発時の症状を軽減し、感染力を低減する効果もあります。特に、パートナーに感染させるリスクを低減するためにも効果的です。

• 造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症の発症抑制

  造血幹細胞移植を受ける患者は、免疫力が低下するため、ヘルペスウイルスの感染リスクが高まります。バラマックを移植の前後に服用することで、ヘルペスウイルスの発症を予防し、移植後の合併症を減少させる効果があります。

単純疱疹の場合

• 用量：バラシクロビルとして1回500mg（500mg錠1錠、1000mg錠0.5錠）を1日2回経口投与。
• 期間：症状が改善するまで続けます。

帯状疱疹の場合

• 用量：バラシクロビルとして1回1000mg（500mg錠2錠、1000mg錠1錠）を1日3回経口投与。
• 期間：症状が改善するまで続けます。

水痘の場合

• 用量：バラシクロビルとして1回1000mg（500mg錠2錠、1000mg錠1錠）を1日3回経口投与。
• 期間：症状が改善するまで続けます。

性器ヘルペスの再発抑制の場合

• 用量：バラシクロビルとして1回500mg（500mg錠1錠、1000mg錠0.5錠）を1日1回経口投与。
• HIV感染症の患者：CD4リンパ球数100/mm3以上の場合、1回500mgを1日2回経口投与。

造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症の発症抑制の場合

• 用量：バラシクロビルとして1回500mg（500mg錠1錠、1000mg錠0.5錠）を1日2回経口投与。
• 期間：移植施行7日前より施行後35日まで続けます。

服用時の注意事項

• 服用中の飲酒は控えることが推奨されています。アルコールは薬の効果を減少させる可能性があるため、飲酒を控えるか、医師に相談してください。
• 飲み忘れた場合は思い出した時点ですぐに服用してください。ただし、次の服用時間が近い場合は、忘れた分を飛ばし、通常のスケジュールに従ってください。2回分を一度に服用しないように注意してください。
• 性器ヘルペスがセックスパートナーに感染するリスクがあるため、本剤を使用する際にはコンドームを併用することをお勧めします。

主な有効成分

• バラシクロビルはバラマックの主要な有効成分であり、ウイルスのDNA複製を阻害します。これにより、単純疱疹や帯状疱疹の症状を緩和し、性器ヘルペスの再発を防ぎます。
• バラシクロビルはプロドラッグであり、体内でアシクロビルに変換されることで効果を発揮します。アシクロビルは、ウイルスの複製を阻止することで症状を軽減し、ウイルスの拡散を防ぎます。

プロドラッグとは？

プロドラッグ（Prodrug）とは、飲んだり注射したりすると、体の中で別の形に変わる薬のことです。この変わった形が実際に病気を治す効果を持っています。つまり、プロドラッグは体の中で「変身」してから効果を発揮する薬です。