血圧の薬はいつまで飲む?やめられる人は2〜3割。その条件と、自分で減らしてはいけない理由
目次

血圧の薬は「一生飲むもの」と決まっているわけではありません。日本高血圧学会の一般向け冊子には、軽い高血圧で薬が1種類・少量なら、生活習慣を改善したうえで20〜30%の人が薬をやめられると書かれています。ただし、減らすか、やめるかを決めるのは医師です。この記事では、減らせる人の条件と、生活習慣で血圧がどれだけ変わるかを整理します。自己判断でやめると何が起きるか、医師にどう切り出すかも、学会と厚生労働省の資料の原文で書きます。
健診で上の血圧が150を指摘され、薬を飲み始めて1年。数字は130前後で落ち着いた。そうなると、こう思う方が多いと思います。「もう下がったのだから、やめてもいいのでは」「この薬を一生飲むのか」。飲み忘れた日に何も起きなかったことが、その気持ちを後押しすることもあります。
この記事は、その疑問に「やめられる」「やめられない」の二択で答える記事ではありません。やめられる人には条件があります。その条件に入っているかどうかは、家庭で測った血圧の数字で確かめられます。そして、条件に入っていても、自分で判断してやめることだけは避けてほしい。その理由も、数字で書きます。
私たちは血圧の薬も扱う通販の店ですが、この記事の導線は「主治医と相談する」です。当店の商品は、処方が続いていて主治医と相談のうえで同じ成分を続けている方の選択肢として、該当する欄にだけ置きました。
スタッフ先に結論。この記事で分かること
- •血圧の薬は「一生」と決まっているわけではない。ただし高血圧の原因を治す薬ではないので、やめれば元に戻る可能性が高いのも事実
- •やめられる条件は、軽い高血圧(上140〜159/下90〜99)で、薬が1種類・少量で、生活習慣の改善で正常血圧が続いていること。この条件で20〜30%の人がやめられる(日本高血圧学会)
- •生活習慣の目標は、減塩6g未満・毎日30分の運動・BMI25未満・節酒・禁煙。それぞれ数mmHgの低下が積み重なる
- •自己判断でやめるのがいちばん危ない。研究では、やめた人は続けた人より上の血圧が約10mmHg高くなり、1〜3割は薬に戻る必要があった
- •減らす相談の材料は、家庭血圧(朝晩・週5日以上)の記録。目安は135/85未満
- •医師には「やめたい」ではなく「減らせる条件に入っているか、見てほしい」と切り出す
※本記事は2026年9月時点の学会資料・公的資料にもとづく一般的な情報提供です。薬の減量・中止は、必ず主治医の判断で行ってください。血圧の薬は医師の処方薬であり、効果や副作用には個人差があります。
「一生」と言われる理由。高血圧は治す病気ではなく、管理する状態

なぜ医師は「ずっと飲みましょう」と言うのか。日本高血圧学会の一般向け冊子は、その理由を一文で書いています。「降圧薬(血圧を下げる薬)は高血圧の原因を治すわけではありませんから、薬をやめると元に戻る可能性は高い」。血圧の薬は、風邪薬のように原因を片づける薬ではなく、血管を広げたり、体の水分を減らしたりして、血圧の数字を下げ続ける薬です。飲むのをやめれば、調整も止まります。
では、その「元」はどれくらいの人にあるのか。厚生労働省が毎年行っている「国民健康・栄養調査」(令和5年)の数字を3つ並べます。

| 項目 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 上の血圧の平均(20歳以上) | 131.6mmHg | 126.2mmHg |
| 上の血圧が140以上の人の割合 | 27.5% | 22.5% |
| 1日の食塩摂取量の平均 | 10.7g | 9.1g |
男性の4人に1人は、上の血圧が140を超えています。そして食塩は、高血圧の目標である6g未満に対して、平均で4g以上多い。血圧が上がる土台が、多くの人の生活の中にそのまま残っています。薬だけを外せば、土台がそのまま数字に出る。「一生」と言われる理由は、ここにあります。
なぜ下げるのか。目標の数字と、放っておくと起きること
血圧が高くても、その日は何も感じません。それでも下げる理由は、高い状態が年単位で続くと、脳・心臓・腎臓の血管が傷むからです。日本高血圧学会は、家庭で測った血圧が135/85mmHg以上(mmHgは血圧の単位)で続く状態を脳卒中や心筋梗塞にかかる率を2〜3倍に増やす高血圧としています。薬は「今日の体調」のためではなく、「10年後の血管」のために飲んでいる。ここを押さえると、あとの話がつながります。
| 診察室で測る血圧 | 家庭で測る血圧 | |
|---|---|---|
| 高血圧と診断される値 | 140/90mmHg以上 | 135/85mmHg以上 |
| 治療の目標(75歳未満) | 130/80mmHg未満 | 125/75mmHg未満 |
| 治療の目標(75歳以上) | 140/90mmHg未満 | 135/85mmHg未満 |
「上が130前後で落ち着いた」は、75歳未満の目標にちょうど届いた状態です。薬が効いて目標に入っている、という意味であって、高血圧が消えたという意味ではありません。それでも、同じ冊子は続けてこう書いています。「しかし、薬をやめることができる患者さんも少なからずいらっしゃいます」。次の章は、その条件です。
出典:厚生労働省「令和5年 国民健康・栄養調査結果の概要」/日本高血圧学会「高血圧の話」(一般向け解説冊子)/日本高血圧学会「家庭で血圧を測定しましょう」
減らせる人・やめられる人の条件。学会は「20〜30%」と書いている
日本高血圧学会の一般向け冊子には、「降圧薬はやめることができますか?」という項目があります。そこに書かれている条件を、そのまま表にします。
| 条件 | 冊子の記載 |
|---|---|
| 高血圧の程度 | 軽い高血圧(Ⅰ度。上が140〜159、下が90〜99) |
| 薬の数と量 | 薬が1種類で、量が少ない(低用量) |
| 生活習慣 | 見違えるように改善し、正常血圧を維持できるようになっている |
| やめられる割合 | 20〜30%の患者さん |
| 薬が2種類以上の人 | やめるのは難しくても、減らすことはできる |
| やり方 | 徐々に減量してみる。勝手に減量・中止することは危険。主治医とよく相談する |
ポイントは3つです。1つ目、対象は「軽い高血圧で、薬が少ない人」です。上が160を超えていた人、薬を2種類以上飲んでいる人は、やめるのではなく「減らす」が現実的な目標になります。2つ目、順番は「生活習慣が先、薬を減らすのが後」です。薬をやめてから生活を変えるのではありません。3つ目、減らすときは「徐々に」で、医師と一緒に。この3つがそろって、20〜30%です。
逆に言えば、条件に入っている人でも7〜8割は薬が続きます。「やめられる人がいる」は「あなたもやめられる」ではない。ここは冷静に読んでください。それでも、2〜3割という数字は、試す価値のある数字です。
「減らす相談」ができる状態か。4つそろえば、相談の土俵に乗ります
- •飲み始めたときの血圧が、上160未満・下100未満だった
- •いま飲んでいる血圧の薬が1種類で、量も少なめ
- •減塩・運動・減量のどれかを続けていて、体重や食事が実際に変わった
- •家庭血圧を朝晩記録していて、135/85未満が続いている
4つのうち、いちばん抜けやすいのが最後の家庭血圧です。診察室の1回の数字では、医師も「続けましょう」としか言えません。減らす相談は、記録があって初めて成り立ちます。測り方は5章で書きます。
医師は、どう減らすのか
冊子の言葉は「徐々に減量してみる」です。実際には、いきなりゼロにするのではなく、量を段階的に減らし、そのあいだも家庭血圧を記録して、上がってこないかを確かめます。減らしたあとに135/85を超える日が続けば、元の量に戻す。そこまで含めて「減らしてみる」です。薬を2種類飲んでいる人なら、まず1種類を減らす、という順番になります。冬は血圧が上がりやすい季節なので、減らす時期を医師が選ぶこともあります。
つまり、減らす作業には「測る」「記録する」「戻す判断をする」が組み込まれています。この3つを一人でやると、戻す判断が遅れます。4章で見る研究の数字は、まさにその話です。
出典:日本高血圧学会「高血圧の話」(一般向け解説冊子)「降圧薬はやめることができますか?」の項
生活習慣で血圧はどれだけ下がるか。減塩6g・運動30分・BMI25

「生活習慣を改善する」と一言で言われても、何をどこまでやればよいのか分からない。学会の冊子は、項目と目標値を数字で示しています。冊子の言葉を借りれば、「減塩、運動、減量などを理想的に行うことは、それぞれ数mmHgの血圧低下をもたらします」。1つで劇的に下がるものはなく、数mmHgずつの積み重ねです。

| 項目 | 学会の目標 | 現実的な一歩 |
|---|---|---|
| 減塩 | 食塩6g/日未満 | 平均は9.8g。味噌汁を1日1杯にする、麺のつゆを残す、しょうゆを「かける」から「つける」に。ここから減らしやすい |
| 運動 | 毎日30分以上、または週180分以上 | 通勤の一駅ぶんを歩く。早歩きで息が少し弾む程度でよい |
| 減量(体重を減らす) | BMI(体重÷身長÷身長)25未満。3〜4kg減ると血圧が下がる | まず体重の5%。80kgなら4kg |
| 節酒 | 純アルコール 男性20〜30mL/日以下、女性10〜20mL/日以下 | ビール中瓶1本、日本酒1合が目安。休肝日を週2日 |
| 禁煙 | まわりの人の煙(受動喫煙)も避ける | 禁煙外来は保険が使える条件がある。主治医に相談 |

減塩について、一つだけ補足します。厚生労働省のe-ヘルスネットによると、生活習慣病の予防を目的とした食塩の目標量は男性7.5g未満・女性6.5g未満です。国民健康・栄養調査の結果は、いずれも約3g上回っています。高血圧の人の目標6gは、そこからさらに厳しい数字です。いきなり6gを目指すと続きません。まず「今より2g減らす」を1か月続けて、家庭血圧がどう動くかを見る。その数字が、次の章以降の相談材料になります。
「減らす」だけでなく「足す」もある。DASH食の考え方
減塩は「引き算」ですが、血圧の食事にはもう一つ「足し算」があります。厚生労働省のe-ヘルスネットには、こう書かれています。日本高血圧学会の「高血圧管理・治療ガイドライン2025」で、高血圧の改善のために開発された食事法として「DASH食」が紹介されている、と。野菜・果物・低脂肪の牛乳やヨーグルトを増やし、脂っこいものを減らす食べ方です。野菜や果物に多いカリウムや食物繊維をとることで、塩分の影響をやわらげる考え方です。
日本の食卓に置き換えると、「味噌汁を減らす」の代わりに「味噌汁の具を野菜で増やす」、「漬物をやめる」の代わりに「果物を朝に足す」という形になります。引き算だけの減塩は続きにくい。足し算を組み合わせると、続きます。ただし、腎臓の病気でカリウムを制限されている方は、果物や野菜の増やし方を医師に確認してください。
スタッフ出典:日本高血圧学会「高血圧の話」(一般向け解説冊子)生活習慣修正の項/厚生労働省 e-ヘルスネット「高血圧と食塩」(2026年5月更新・DASH食の記載)
自己判断でやめると、何が起きるか。研究の数字で

「やめられる人がいる」と書いたあとに、この章を置く理由は一つです。やめられるかどうかは、やめてみないと分からない。だからこそ、やめてみる場所を「医師の目の届くところ」にしてほしいのです。自分で判断してやめた場合に何が起きるかを、研究の数字で見ます。
2020年に発表された、コクラン(世界の研究をまとめて評価する国際的な団体)の報告があります。50歳以上の人を対象に「血圧の薬をやめた人」と「続けた人」を比べた6つの試験、計1,073人分をまとめたものです。結果はこうです。
血圧の薬をやめた人と続けた人の比較(コクランの報告 2020)
- •やめた人は、続けた人より上の血圧が約9.8mmHg、下の血圧が約3.5mmHg高かった
- •やめた人のうち10.5〜33.3%は、血圧の上昇などの理由で、薬に戻す必要があった(続けた人でも9〜15%は調整が必要だった)
- •死亡・心筋梗塞・脳卒中の起こりやすさは、試験の規模が小さく、はっきりした差は示されていない(根拠の確かさは低い)
観察した期間は4〜56週間。短い期間の比較であることに注意
この数字の読み方は、二通りあります。「やめても半分以上は問題なく経過した」と読むこともできますし、「1〜3割は血圧が上がって薬に戻った」と読むこともできます。どちらも正しい。大事なのは、自分がどちら側に入るかは、やめる前には分からないという点です。医師の目の届くところでやめれば、上がったときにすぐ戻せます。自分でやめて、測らずに過ごせば、上がったことにも気づけません。
もう一つ、80歳以上を対象にした英国の試験(OPTIMISE、2020年)があります。医師が見ているもとで薬を1種類減らした人と、そのまま続けた人を12週間比べたものです。血圧が目標の範囲に収まっていた割合は、減らした人で86.4%、続けた人で87.7%と、ほぼ同じでした。ただし減らした人のほうが上の血圧は平均3.4mmHg高く、この試験も12週間という短い期間の話です。「医師が見ているもとで、1種類だけ、様子を見ながら」という条件つきの結果として読んでください。
飲み忘れた日に何も起きなかった、は根拠になりません
血圧が高くても、その日に症状が出ることはほとんどありません。高血圧が体に影響するのは、脳や心臓、腎臓の血管に年単位で負担がかかった結果です。1日や1週間、何も起きなかったことは、薬が要らない証拠にはなりません。飲み忘れた日があったなら、その日の血圧を測っておくほうが、ずっと役に立ちます。
出典:Reeve E, et al. Withdrawal of antihypertensive drugs in older people. Cochrane Database Syst Rev. 2020;CD012572/Sheppard JP, et al. Effect of Antihypertensive Medication Reduction vs Usual Care on Short-term Blood Pressure Control in Patients With Hypertension Aged 80 Years and Older: The OPTIMISE Randomized Clinical Trial. JAMA. 2020;323(20):2039-2051
家庭血圧の測り方。135/85が目安で、記録が相談の材料になる

減らす相談をするにも、続ける判断をするにも、材料は同じです。家庭で測った血圧の記録。日本高血圧学会は、家庭血圧135/85mmHg以上を、脳卒中や心筋梗塞にかかる率を2〜3倍に増やす危険な高血圧としています。診察室の140/90より低い数字が目安なのは、家庭のほうが落ち着いて測れるからです。

学会の指針どおりの測り方
血圧計上腕(二の腕)で測るタイプを選ぶ。手首式より安定する
朝起きて1時間以内。トイレを済ませ、朝食の前、薬を飲む前に。座って1〜2分たってから
晩寝る直前。入浴や飲酒の直後は避ける
回数1回の機会に2回測って、その平均を記録する
日数週に5日以上。その記録を、そのまま主治医に見せる
「薬を飲む前に測る」のは、薬の効き目が切れかけた時間帯の血圧を知るためです。ここが135/85未満で安定していれば、減らす相談の材料になります。逆に、朝だけ高い、晩だけ高いという傾向が見えれば、薬を減らすどころか、飲む時間を変える相談になることもあります。どちらにしても、記録があれば診察の10分が「相談」になります。
血圧手帳は薬局でもらえることが多く、スマートフォンのアプリでも構いません。紙でもアプリでも、大事なのは「朝と晩」「2回の平均」「週5日以上」の3つです。
出典:日本高血圧学会「家庭で血圧を測定しましょう」
医師にどう切り出すか。「やめたい」ではなく「条件に入っているか見てほしい」

「薬をやめたい」と切り出すと、多くの医師は「続けましょう」と答えます。やめたいという気持ちだけでは、判断の材料がないからです。切り出し方を変えると、返事が変わります。
診察室でそのまま使える言い方
- •記録を出す型:「3か月、朝晩の血圧を記録してきました。135/85を下回る日が続いています。薬を減らせる条件に入っているか、見ていただけますか」
- •生活の変化を伝える型:「体重が4kg落ちて、塩分も減らしました。この状態が続いたら、薬の量を見直す余地はありますか」
- •不安を伝える型:「この薬を一生飲むのかが気になっています。どういう状態になれば減らす相談ができるか、目安を教えてください」
3つとも、判断を医師に渡す言い方です。「やめてもいいですか」ではなく「条件を教えてください」と聞くと、医師は具体的な目安を示しやすくなります
もし「まだ続けましょう」と言われたら、理由を一つ聞いてみてください。「血圧が高かった期間が長い」「腎臓の数値がある」「薬が2種類ある」など、医師の側には理由があります。その理由を知ると、次に何をそろえればよいかが分かります。減らす相談は、1回で終わらせるものではなく、記録を持って何度か繰り返すものです。
自分の薬はどの種類か。5つのグループと、副作用の傾向

減らす相談をするとき、自分の薬がどのグループかを知っていると話が早くなります。お薬手帳の成分名と、下の表を照らし合わせてみてください。
| グループ | 成分名の例 | 働き | 知られている副作用の傾向 |
|---|---|---|---|
| カルシウム拮抗薬 | アムロジピン、ニフェジピン、ベニジピン | 血管を広げる | 顔のほてり、むくみ、動悸。グレープフルーツで効きが強まるものがある |
| ARB | オルメサルタン、テルミサルタン、カンデサルタン、ロサルタン | 血管を縮める物質の働きを抑える | めまい。妊娠中は使えない |
| ACE阻害薬 | エナラプリル、ベナゼプリル | ARBと似た仕組み | 空咳が出ることがある |
| β遮断薬 | ビソプロロール、カルベジロール | 心臓の拍動をゆるやかにする | 脈が遅くなる、だるさ。急にやめると動悸が出ることがある |
| 利尿薬 | ヒドロクロロチアジド、トリクロルメチアジド、スピロノラクトン | 体の余分な水分と塩分を出す | 脱水、体の塩分バランスの乱れ、トイレが近くなる |
とくにβ遮断薬は、急にやめるとその反動で動悸や血圧の上昇が出ることがあり、減らすときは段階を踏みます。自己判断でやめてはいけない理由が、薬の種類によってはさらに一つ増える、ということです。
当店で扱っている商品(該当する方の欄に置きました)
ここで紹介するのは、医師の処方でアムロジピンを続けていて、主治医と相談のうえで同じ成分を続けている方の選択肢です。この記事は「減らす相談をする」ための記事で、当店の商品は「自分で薬を選ぶ」ためのものではありません。切り替えてよいかは、必ず主治医にご確認ください。

※価格は2026年9月時点の一例で、規格・数量により異なります。血圧の薬は医師の処方薬です。自己判断での開始・減量・中止・切り替えは行わず、必ず主治医にご相談ください。効果や副作用には個人差があります。当店の商品は正規品保証・配送保証つきの個人輸入代行です。
スタッフよくある質問

飲み忘れたら、次の日に2回分飲んでいいですか。
2回分をまとめて飲むのは避けてください。気づいた時点で1回分を飲み、次の服用時間が近ければ1回とばします。薬によって扱いが違うので、迷ったら薬局に電話で確認するのがいちばん確実です。飲み忘れが週に何度もあるなら、朝の習慣(歯みがきの横に置くなど)に組み込むと減ります。
血圧が下がったので、自分で1日おきにしてもいいですか。
おすすめしません。血圧の薬は多くが1日1回で24時間効くように作られていて、1日おきにすると効き目が切れる時間ができます。減らすなら「量を減らす」か「種類を減らす」かを医師が決めます。4章の研究でも、やめた人の1〜3割は薬に戻す必要がありました。
朝と夜、どちらに飲むのがいいですか。
処方どおりの時間が基本です。多くは朝ですが、夜間や早朝に血圧が高いタイプの人では夜の服用が検討されることもあります。家庭血圧の記録で「朝だけ高い」「晩だけ高い」が見えたら、それを持って医師に相談してください。自分で時間を変えないでください。
グレープフルーツはだめですか。
カルシウム拮抗薬の一部は、グレープフルーツの成分で分解が遅れて効きが強まることがあります。薬によって影響の大きさが違うので、処方薬の説明書か薬局で確認してください。
サプリや減塩だけで、薬の代わりになりますか。
減塩や運動は薬を減らす土台になりますが、薬の代わりではありません。順番は「生活を変えて、血圧が下がって続いたら、医師と減らす相談」です。サプリは食品で、血圧の薬の代わりにはなりません。
薬をやめると、どのくらいで血圧は戻りますか。
人によりますが、薬の効き目は1日程度で切れるものが多く、数日から数週間で元の血圧に近づいていきます。4章のコクランの報告は4〜56週間の観察で差を見ていますが、短い試験でも上の血圧は約10mmHg高くなっていました。「やめて1週間何ともなかった」は、戻っていない証拠にはなりません。測っていなければ、戻ったことにも気づけません。
40代で薬が始まりました。本当に一生ですか。
若いうちに始まった人ほど、生活習慣の改善で減らせる余地は大きい傾向があります。2章の条件(軽い高血圧・1剤少量・生活習慣の改善が続いている)に入るなら、20〜30%の側に入る可能性があります。家庭血圧の記録を3か月ためて、医師に「条件に入っているか」を聞いてみてください。
ED治療薬と血圧の薬は一緒に飲めますか。
血圧の薬の多くは併用できますが、硝酸薬(ニトロなど狭心症の薬)とは、一緒に飲んではいけない組み合わせ(禁忌)です。自分の薬が硝酸薬かどうかは、お薬手帳の成分名で確認し、医師か薬剤師に聞いてください。「ED薬に慣れた」は勘違い?効きが弱まる本当の理由にも、血圧との関係を書いています。
おわりに

この記事でお伝えしたことを、もう一度だけまとめます。
覚えて帰っていただきたいこと
- •血圧の薬は「一生」と決まっているわけではない。ただし原因を治す薬ではないので、やめれば戻りやすい
- •やめられる条件は、軽い高血圧・1剤少量・生活習慣の改善が続いていること。この条件で20〜30%
- •生活習慣の目標は、減塩6g・運動30分・BMI25・節酒・禁煙。数mmHgずつの積み重ね
- •自己判断でやめると、上の血圧が約10mmHg高くなり、1〜3割は薬に戻る。やめるなら医師の目の届くところで
- •相談の材料は家庭血圧の記録。朝晩、2回の平均、週5日以上。目安は135/85未満
- •切り出し方は「やめたい」ではなく「減らせる条件に入っているか、見てほしい」
血圧の薬は医師の処方薬であり、この記事の内容は診断や治療に代わるものではありません。薬の減量・中止は必ず主治医の判断で行い、気になる症状がある方は医師や薬剤師にご相談ください。
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出典・参考資料
- •日本高血圧学会「高血圧の話」(一般向け解説冊子・2019年版)「降圧薬はやめることができますか?」ほか https://www.jpnsh.jp/data/jsh2019_gen.pdf
- •日本高血圧学会「家庭で血圧を測定しましょう」 https://www.jpnsh.jp/data/selfmonitoring.pdf
- •日本高血圧学会「高血圧の基準」 https://www.jpnsh.jp/pub_kijyun.html
- •厚生労働省「令和5年 国民健康・栄養調査結果の概要」 https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001338334.pdf
- •厚生労働省 e-ヘルスネット「高血圧と食塩」(2026年5月更新) https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-002.html
- •Reeve E, et al. Withdrawal of antihypertensive drugs in older people. Cochrane Database Syst Rev. 2020;6:CD012572. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7387859/
- •Sheppard JP, et al. Effect of Antihypertensive Medication Reduction vs Usual Care on Short-term Blood Pressure Control in Patients With Hypertension Aged 80 Years and Older: The OPTIMISE Randomized Clinical Trial. JAMA. 2020;323(20):2039-2051. https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2766421






