「お酒に強くなった」人が、たばこも吸うとどうなるか
目次

若い頃は、ビールをコップに一杯飲んだだけで顔が真っ赤になった。それが今は、何杯飲んでも何ともない。そういう変化を、少し誇らしく思っている方は多いと思います。飲み続けるうちに鍛えられた。そう受け取るのが自然です。
ただ、この変化には別の説明のしかたがあります。そしてそちらは、あまり知られていません。
そしてもうひとつ。この体質を持っている方がたばこも吸っている場合、体の中では同じことが二重に起きています。お酒とたばこがいつも並べて語られるのは、どちらも体に良くないから、という理由だけではありません。
先にお断りしておきます。この記事に「お酒をやめましょう」とは書きません。「たばこをやめましょう」とも書きません。お渡しするのは2つだけです。自分が今どのあたりにいるのかを知る方法と、暮らしのなかで足せることです。
なぜこの話をするのか。2026年6月に、国立がん研究センターがお酒についての推奨を変えたからです。それまでは「節酒する」でした。それが「飲酒をひかえる」になりました。少し飲むぶんには構わない、という前提が外れたことになります。その背景には、日本人の体質に関わる事情があります。まずはそこからお話しします。
「強くなった」のではなく、鈍くなった
この章の結論:体質は変わっていません。変わったのは、体が知らせるのをやめたことだけです。
お酒を飲むと、体の中でアセトアルデヒドという物質ができます。アルコールが分解されていく途中でできるもので、これが残っているあいだ、私たちは気分の悪さを感じます。顔が赤くなる、心臓がどきどきする、頭が重くなる。こうした反応をまとめてフラッシング反応と呼びます。お酒に弱いと言われる状態は、たいていこれです。
この物質を分解する力が強いか弱いかは、生まれたときに決まっています。練習で変わるものではありません。そして日本では、弱い側にいる人が41%ほどいるとされています。東アジアにとりわけ多い体質です。
ここまではご存じの方もいるかもしれません。問題はこの先です。厚生労働省が2024年に出した飲酒のガイドラインには、こう書かれています。
そのような人が、長年飲酒して、不快にならずに飲酒できるようになった場合でも、アルコールを原因とする口の中のがんや食道がん等のリスクが非常に高くなる
順に読むと意味がはっきりします。分解する力が弱い人が、飲み続けるうちに平気になることがある。けれど、その人のリスクは下がっていない。むしろ非常に高いと、国の資料にそう書かれています。
つまり飲めるようになったのは、体質が変わったからではありません。体が「これは具合が悪い」と知らせるのをやめただけです。分解する力のほうは、若い頃と変わらずそのままです。
「昔は一杯で潰れたのに、鍛えたら飲めるようになった」。宴席でよく聞く話ですし、どちらかといえば武勇伝として語られます。ただ、体の中で起きていることに置き換えると、これは力がついた話ではありません。警報が鳴らなくなった話です。そして警報が鳴らなくなると、飲む量はたいてい増えていきます。

フラッシング反応は、遺伝子検査の代わりになる目安です。遺伝子の型そのものを言い当てるものではありません。ただ、若い頃に赤くなったかどうかは記憶に残っていることが多く、目安としては十分に役に立ちます。
お酒とたばこは、同じものを同じ場所に届けている
この章の結論:ふたつが重なると影響が大きくなるのは、届いている物質が同じだからです。
お酒とたばこは、よく並べて語られます。健康の話になると、たいてい二つで一組です。ただ、なぜ一組なのかを説明されることは、あまりありません。どちらも体に良くないから、で終わってしまいます。
実のところ、この二つには具体的なつながりがあります。前の章に出てきたアセトアルデヒドが、そのつながりです。この物質は、がんの原因を国際的に評価している機関が「人に対して発がん性が認められる」という区分に置いています。可能性がある、ではなく、認められる、のほうです。顔が赤くなるのは、その物質が体の中に溜まっているサインでもあります。
そしてここからが本題です。アセトアルデヒドは、たばこの煙にも含まれています。
お酒の場合、この物質は体の内側で生まれます。飲んだものが吸収され、肝臓で分解されていく途中でできる。だから体の奥から広がっていきます。たばこの場合は順番が違います。煙に混じって、口から直接入ってきます。喉や食道の粘膜が、そのまま触れることになります。
つまり分解する力が弱い人にとって、たばこはお酒とは別の入り口から同じ物質が届く道です。お酒を飲んでいなくても届きます。お酒とたばこが重なると影響が大きくなると言われるのは、このためです。別々の悪いものが足し算されているのではありません。同じものが、内側と外側から届いている。そして受け取る側の分解する力は、生まれつきのまま変わりません。

だから「たばこは吸うけれど、酒はほとんど飲まない」という方も、体質によっては無関係ではなくなります。喉や食道への負担は、たばこの側だけでも積み上がっていきます。自分では吸わない場合も同じです。煙のある場所に長くいれば、入ってくるものは変わりません。この点については、日本人を対象にした研究で評価が引き上げられ、影響があることは確かだと整理されています。
7つの質問に答えてみてください
この章の結論:自分の位置は、公立の病院が公開しているテストで確かめられます。
自分がどのあたりにいるのか。考えても分かりませんが、確かめる方法はあります。久里浜医療センターという公立の病院が、食道がんのリスクが高い人を見つけるためのテストを公開しています。お酒で赤くなる体質を手がかりにしたもので、質問は7つだけです。
| 質問 | |
|---|---|
| 1 | ビールをコップに一杯ほど飲んだだけで、すぐ顔が赤くなる体質でしたか |
| 2 | お酒の量は、1日にどのくらいですか |
| 3 | 強いお酒を、水や炭酸で割らずに飲むことがありますか |
| 4 | たばこを吸っていた年数と、1日の本数はどのくらいですか |
| 5 | 緑黄色野菜を、週に5日以上食べますか |
| 6 | くだものを、週に5日以上食べますか |
質問の数え方や点数の付け方は病院のページに載っています。合計が11点を超えると、食道がんのリスクが高いほうから1割の人に入ることになります。
最初の質問に、少し注目してみてください。聞かれているのは、今の自分ではありません。飲み始めた頃の自分です。前の章でお話ししたとおり、体が知らせるのをやめても分解する力は変わらないからです。だからこのテストは、今は平気になった人を拾えるように作られています。
もうひとつ、気づいてほしいところがあります。後ろの2問が、野菜とくだものです。がんのリスクを測るテストに、なぜ食事の質問が混ざっているのか。理由は単純で、この2つを食べている人のほうが点数が下がるからです。つまり点を下げる方法が、テストの中にもう書かれていることになります。この話は後の章でもう一度します。
そして、点数が高かった人に勧められていることも、少し意外かもしれません。禁酒ではありません。食道の内視鏡検査です。胃カメラのついでに食道も見てもらう、という形が多いようです。専用の色素を使うと、目立たない変化も浮かび上がってきます。つまりこのテストが向かっている先は、我慢することではなく、一度見てもらうことです。やめるかどうかを決めるより先に、できることがある。そういう作りになっています。

数字にすると、どれくらいの差なのか
この章の結論:同じ日本人男性でも、10年後の確率は1,000人に1人と、100人に6人に分かれます。
前の章のテストは、自分の位置をおおまかにつかむためのものでした。もう少し具体的に見ておきます。国立がん研究センターが、10年のあいだに喉や食道のがんになる確率を予測する計算式を作っています。40代から60代の男性およそ1万2千人を、20年近く追いかけた研究がもとになっています。
| 条件 | 10年間でがんになる確率 |
|---|---|
| 50歳より若く、たばこを吸わず、お酒は中くらいまで | 0.09% |
| 60歳を超え、たばこを吸い、お酒が多く、分解する力が弱い | 6.05% |
小数点の並んだ数字は実感が湧きにくいので、人数に直します。上の行は、1,000人いて1人ほど。下の行は、100人いて6人ほどです。
分かれ目になっているのは4つだけです。年齢、たばこ、お酒の量、そして体質。このうち年齢と体質は選べません。残りの2つは、量を選ぶことができます。ここではその事実だけ置いておきます。
食道がんそのものは、それほど多い病気ではありません。新しく見つかる人は、1年でおよそ2万6千人です。ただ、8割近くを男性が占めることと、見つかった時点で進んでいる場合が多いことは知られています。5年後に元気でいる方の割合は、全体で半分ほどです。言い換えると、進む前に見つけられるかどうかで、その後がずいぶん変わる病気だということになります。前の章で、点数が高い人に内視鏡が勧められていたのは、このためです。
女性の場合

さきほどの計算式は、男性を対象にした研究から作られています。ですから、女性にそのまま当てはめることはできません。理由のひとつは、食道がんが男性に多い病気で、研究の蓄積も男性の側に厚いことです。
ただ、女性には関係がないという意味ではありません。女性の乳がんについては、缶ビール1本ほどの量から関わってくるとされています。血圧のほうは、男女を問わず、少しの量でも上がると整理されています。女性は大丈夫、ということではなく、測る物差しが違う。そう受け取っていただくほうが実際に近いと思います。
「加熱式にしたから大丈夫」と、まだ誰も言えていない
この章の結論:加熱式がゆるやかに扱われているのは、安全だとわかったからではなく、まだわかっていないからです。
煙が出ないぶん、いくらかましだろう。紙巻きよりは体への負担が軽いはずだ。加熱式に替えた方の多くは、そう考えたと思います。実際、切り替えた人はとても多く、日本では喫煙者の男女とも4割を超えています。世界でも早い時期に広まった国で、使う人は今も増えています。

では、実際のところどこまで分かっているのか。厚生労働省が2026年の春に、これまでの研究を整理した文書を出しています。そこにはこう書かれています。害が減るという主張を裏づけるには、証拠が足りない。
ここは順番が大事なので、そのまま受け取ってください。危ないと分かった、ではありません。安全だと言うには足りない、です。
分かっていることもあります。紙巻きから加熱式に替えると、体の中のいくつかの数値は改善します。ただ、たばこをやめた人の数値には届きません。そして心臓や血管に関わる項目では、改善が見られないものも残っています。
誰が調べているのか
もうひとつ、知っておくと見え方が変わることがあります。世界保健機関の報告によると、加熱式について行われた臨床試験40本のうち、29本がたばこ会社に関係するものでした。アメリカの当局も、この製品に「害が少ない」という表示を認めていません。
つまり、私たちが「まだましらしい」と受け取ってきた情報の多くは、売る側から出たものです。これは読んだ側の落ち度ではありません。他に読めるものが、あまりなかっただけです。
規制がゆるいのは、結論が出たからではない
2026年の夏に、ひとつ決まったことがあります。日本は、加熱式たばこを紙巻きと同じように規制することを見送りました。飲食店の喫煙室で使えるといった、ゆるやかな扱いがそのまま続きます。
理由は、安全だと分かったからではありません。煙に有害な物質が含まれることは認めたうえで、影響を評価するには研究がまだ足りない、というのが理由です。扱いがゆるいのは、答えが出たからではなく、まだ出ていないからです。
ここまで読んで、少し気が重くなった方もいるかもしれません。次の章からは、向きを変えます。足せるものと、気をつけたいものの話です。
足せるものと、気をつけたいもの
この章の結論:前の章のテストの点は、野菜とくだもので実際に下がります。
前の章で、テストの後ろの2問が野菜とくだものだった、という話をしました。あれを回収します。
足せるもの
野菜とくだものをよく食べる人は、あまり食べない人に比べて食道がんが少ない。日本人の男性を長く追いかけた調査で、そういう傾向が出ています。しかもこれが、たくさん食べればいいという漠然とした話ではなくて、量と結果がきちんと対応していました。1日の量が100グラム増えるごとに、リスクがおよそ1割ずつ下がっていたのです。
100グラムと言われてもぴんと来ないので、身近なもので言い換えます。キャベツなら葉2枚、トマトなら半分ほど。買い足すというより、いつもの食卓にもう一皿という感覚に近いと思います。中でも関係が見えていたのは、キャベツや大根、小松菜のあたりでした。

もうひとつ、お酒を飲む方に知っておいてほしいことがあります。アルコールには、葉酸という栄養素の吸収をさまたげ、体の外に出るのを早める働きがあります。つまり飲む人ほど、葉酸が足りなくなりやすい。葉酸が多いのは緑黄色野菜、豆類、海苔などですから、結局のところ、さきほどの野菜の話と行き先は同じになります。
気をつけたいもの
ここまで読んで、では野菜のサプリメントを飲めばいいのか、と思われた方がいるかもしれません。そこが、この章でいちばんお伝えしたいところです。
たばこを吸う方は、βカロテンのサプリメントを避けてください。βカロテンは緑黄色野菜に多い成分で、体に良いものとして知られています。ところが、これを錠剤にして飲んでもらう大きな試験が2つ行われ、どちらも予想と逆の結果になりました。
| 試験 | 対象 | 結果 |
|---|---|---|
| 1994年・フィンランド | 男性の喫煙者 約2万9千人 | 肺がんが18%増えた |
| 1996年・アメリカ | 喫煙者など 約1万8千人 | 肺がんが28%増え、試験は途中で打ち切られた |
念のため、はっきりさせておきます。これはサプリメントの話であって、野菜やくだものの話ではありません。にんじんやかぼちゃを食べて同じことが起きた、という結果ではありません。たばこを吸わない人に害があると分かったわけでもありません。言えるのはひとつです。同じ栄養素でも、食べ物からとるのと錠剤で足すのは、体にとって別のことになります。
冷ましてから飲む
最後に、我慢するものが何もない話をひとつ。熱い飲み物です。
65度を超えるような熱さの飲み物は、がんの原因を評価している機関が「おそらく発がん性がある」という区分に置いています。中身ではなく、温度そのものが食道の負担になります。2026年6月に改められた国の予防の指針にも、熱い飲み物や食べ物は冷ましてからとる、という一文が加わりました。
やることは、淹れたてを少し置くだけです。お茶でもコーヒーでも、湯気が落ち着くまで待てば済みます。この記事のなかで、これだけは何もやめずにできます。

やめたら、どこまで戻るのか
この章の結論:戻ります。ただし、思っているより時間がかかるものもあります。
ここまで足せるものの話をしてきました。最後に、逆の話もしておきます。減らしたりやめたりしたとき、体はどこまで戻るのか。ここは期待を持たせる書き方をせず、分かっていることと分かっていないことを、そのまま並べます。
お酒については、はっきりした数字があります。早い段階の食道がんを内視鏡で治療した330人を、京都大学のグループが長く追いかけました。治療のあとにお酒をやめた人では、2つ目のがんが出てくる割合がおよそ半分になっています。食道に前がん状態が広く出ていた人にかぎると、4分の1まで下がっていました。
ただし、ここは正確に受け取ってください。対象になっているのは、すでに食道がんの治療を受けた方です。まだ何もない人が同じだけ得をする、という話ではありません。それでも、やめたあとに体の側がきちんと変わっていくことは、この研究が示しています。
たばこのほうは、少し事情が違います。同じ研究では、禁煙してすぐの効果は確認できませんでした。効果がないという意味ではなく、数か月や1年では差が出なかったということです。別の報告では、やめてから10年以上たつとリスクが3割から4割ほど下がるとされています。お酒とたばこでは、変化が現れるまでの時間の単位が違うわけです。
ですから、やめた翌日から安心できる、という話にはなりません。そう書きたくなる場面ですが、そうは言えません。ただ、やめた年数が長くなるほど下がっていくことは、繰り返し確かめられています。急に変わるものではなく、ゆっくり戻っていくもの。そういう性質のものだと思っておくのがよさそうです。

やめようと思った方だけへ
ここから数行は、やめると決めた方に向けたものです。そうでない方は読み飛ばしてください。
禁煙外来は、条件を満たせば保険が使えます。費用は3割の負担で1万円台の前半が目安です。長いあいだ手に入らなかった飲み薬も、2025年の秋に供給が再開されました。選べるものは、以前より戻っています。お伝えしたいのは、やめたほうがいいということではありません。やめると決めたときの道が、思ったより整っている。それだけです。
薬の種類や、供給が止まっていた経緯については、こちらでも整理しています。バレニクリンは出荷停止されて使えない?ジェネリックがおすすめ
お薬市場は個人輸入代行です。バレニクリンは日本では処方薬にあたります。持病のある方、ほかにお薬を飲んでいる方は、お使いになる前に必ず医師または薬剤師にご相談ください。まずは保険の使える禁煙外来をご検討いただくことをおすすめします。
よくいただく質問
昔は赤くなったのに、今は平気です。体質は変わったのでしょうか?
変わっていません。分解する力は生まれつき決まっていて、飲み続けても増えることはないとされています。変わったのは反応のほうで、体が知らせるのをやめただけです。そしてこの状態のほうが、リスクとしては注意が必要だと考えられています。
顔が赤くならない人なら、いくら飲んでも大丈夫ですか?
いいえ。体質とは別に、量そのものの影響があります。血圧については男女を問わず、少しの量でも上がるとされています。赤くならない体質は、量の影響まで打ち消してくれるわけではありません。
加熱式たばこに替えました。紙巻きより安全ですか?
現時点では、安全だと言える証拠がありません。厚生労働省も2026年の春に、害が減るという主張を裏づけるには証拠が足りない、と整理しています。危ないと分かったのではなく、まだ分かっていないという段階です。
サプリメントで補うのはどうですか?
たばこを吸う方は、βカロテンのサプリメントを避けてください。大きな試験が2つ行われ、どちらも肺がんが増えるという結果になっています。同じ成分でも、食べ物からとるのと錠剤で足すのは別のことになりますので、野菜やくだものから摂っていただくのが確実です。
内視鏡の検査は、どこで受けられますか?
消化器内科や、内視鏡検査を行っている医療機関で受けられます。胃の検査と一緒に食道も見てもらう形が一般的です。予約の際に、お酒で赤くなる体質だったこと、喫煙歴があることを伝えていただくと、見るポイントが変わることがあります。
おわりに
この記事では、最後まで「やめましょう」と書きませんでした。書かずに済ませたかったからです。お渡ししたかったのは、3つだけです。
この記事でお渡ししたかったこと
- •7つの質問に、一度答えてみること
- •当てはまったら、お酒をやめるより先に、食道を見てもらうこと
- •野菜をもう一皿足して、熱い飲み物は少し冷ましてから飲むこと
前のほうで、分かれ目は4つだとお伝えしました。年齢、たばこ、お酒の量、そして体質です。このうち年齢と体質は、どうにもなりません。生まれたときに決まっていて、努力してどうにかなるものでもない。けれど残りの2つは、量を選ぶことができます。ゼロにするかどうかという話ではなく、どのくらいにするかという話です。そしてその判断は、読んだ方ご自身のものだと思っています。
若い頃に一杯で赤くなった記憶があるなら、その体質は今も残っています。変わったのは体質ではなく、知らせ方のほうでした。それだけ分かっていれば、あとはご自分で決められるはずです。次にお酒の席についたとき、ふと思い出していただければ十分です。
スタッフご注意(免責)
本記事は、一般的な健康情報をお伝えするものです。診断や治療に代わるものではありません。お酒やたばこの影響には個人差があり、体質によっても変わります。
次のような場合は、自己判断で様子を見ずに、医療機関にご相談ください。
- •食べ物が飲み込みにくい、つかえる感じがある
- •胸のあたりがしみる、痛む
- •声がかすれた状態が続いている
- •意図していないのに体重が減っている
- •健康診断で、肝臓の数値を指摘された
お薬を飲んでいる方の飲酒については、必ず主治医にご確認ください。妊娠中・授乳中の方、20歳未満の方の飲酒はできません。
出典・参考資料
- •厚生労働省「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」2024年2月 https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/001223643.pdf
- •国立がん研究センター「科学的根拠に基づくがん予防法5+1」2026年6月3日 https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2026/0603/index.html
- •国立がん研究センター 多目的コホート研究「10年間で頭頸部食道がんに罹患する確率」 https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/8502.html
- •国立がん研究センター 多目的コホート研究「野菜・果物摂取と扁平上皮細胞由来食道がんとの関連」 https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/327.html
- •国立がん研究センター がん統計「食道」 https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/4_esophagus.html
- •久里浜医療センター「お酒で赤くなる体質を用いた食道がん高危険群スクリーニングテスト」 https://kurihama.hosp.go.jp/hospital/screening/alcheck.html
- •厚生労働省「加熱式たばこに関するこれまでの知見の整理」2026年3月 https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001702386.pdf
- •京都大学「アルコール摂取と多発性の前がん病変が食道および頭頸部の扁平上皮がん発生を増加させる」2016年 https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2016-08-25-0
- •農林水産省「IARCによるコーヒー、マテ茶及び非常に熱い飲料の発がん性分類評価について」 https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/hazard_chem/coffee.html
- •ATBC Cancer Prevention Study Group. N Engl J Med. 1994;330:1029-1035/Omenn GS, et al. N Engl J Med. 1996;334:1150-1155















