【第4世代ED治療薬】アバナフィルとは？最速効果と特徴を解説
🔵 ED治療薬|更新日: 2025年9月16日
アバナフィルとは
アバナフィル（Avanafil）は、2012年にアメリカで承認された第4世代のED（勃起不全）治療薬の有効成分です。商品名「ステンドラ（Stendra）」として知られており、VIVUS社によって開発されました。PDE5阻害剤の中でも最も新しく、最速の効果発現時間を誇る革新的なED治療薬として注目されています。
作用メカニズム
1
高選択性PDE5阻害
最も高い選択性でPDE5酵素を阻害
2
cGMP増加
血管拡張作用のあるcGMPを増加
3
即効勃起促進
最速15分で勃起機能を改善
アバナフィルの特徴
第4世代の革新的特徴
- 最速効果：15-30分で発現
- 持続時間：6時間程度
- 食事の影響：ほとんどなし
- 高選択性：副作用が最も少ない
- アルコール：適量なら併用可能
- 糖尿病：糖尿病性EDにも効果
PDE5阻害剤の世代比較
| 世代 | 成分 | 効果発現 | 持続時間 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 第4世代 | アバナフィル | 15-30分 | 6時間 | 最速・高選択性 |
| 第3世代 | ウデナフィル | 30-60分 | 24時間 | アジア人向け |
| 第2世代 | バルデナフィル | 15-30分 | 4-5時間 | 食事影響少 |
| 第2世代 | タダラフィル | 30-120分 | 36時間 | 長時間持続 |
| 第1世代 | シルデナフィル | 30-60分 | 4-6時間 | 最初のED薬 |
用法・用量
推奨用法・用量
- 推奨開始用量：100mg（性行為の約15-30分前）
- 調整範囲：50mg〜200mg（効果と副作用に応じて）
- 服用頻度：1日1回まで（24時間間隔を厳守）
- 服用方法：水と一緒に服用（食事の影響なし）
💡 服用のコツ
- • 初回は効果を確認するため100mgから開始
- • 効果が不十分な場合は次回200mgに増量可能
- • 副作用が気になる場合は50mgに減量
- • 高脂肪食でも効果に影響なし
副作用
一般的な副作用（軽微）
- 頭痛（軽度）
- 顔面紅潮
- 鼻づまり
- 上気道感染
- 背部痛
- 消化不良
- めまい（軽度）
- 疲労感
※ アバナフィルは高選択性により、他のPDE5阻害剤と比較して副作用の頻度と強度が最も軽微です
重大な副作用（極めて稀）
- 持続勃起症：4時間以上続く場合は緊急受診
- 突然の視力・聴力障害：即座に服用中止し医師に相談
- 心血管系症状：胸痛、動悸、不整脈の出現時
重要な注意事項
絶対禁忌
- • ニトログリセリンなどの硝酸薬服用中の方
- • 重篤な心血管疾患（不安定狭心症、心筋梗塞既往）
- • 重度の肝障害・腎障害のある方
- • 低血圧（90/50mmHg未満）または高血圧（170/100mmHg以上）
- • 網膜色素変性症の既往歴
- • 18歳未満および女性（安全性未確立）
慎重投与
- • 65歳以上の高齢者（50mgから開始推奨）
- • 軽度から中等度の肝障害・腎障害
- • CYP3A4阻害薬服用中（リトナビル、ケトコナゾールなど）
- • 陰茎の器質的障害（ペロニー病など）
- • 出血性疾患、消化性潰瘍のある方
免責事項
※この情報は教育・参考目的で提供されており、医学的アドバイスの代替ではありません。
※薬物の使用前には必ず医師・薬剤師にご相談ください。
※個人輸入薬の使用は自己責任となります。
